芸術文化企画演習

使用施設

ワークショップ室

授業概要

本演習では、まずアーツ・リテラシーの意義を知り、日本の地域社会に固有の祭礼や芸能、年中行事といった伝統的文化資源、名所・地勢・景観などの空間的自然資源、技や手仕事・職能などの産業技術を通した経済的生産資源を発掘、こうした文化資源の活用を基盤とした創造と企画のマネジメントに関する実践的な演習テーマとメニューを探索する。
公共的文化施設や創造現場(公共劇場、公民館、生涯学習施設、自治体、芸術文化振興財団、NPOなど)との連携を計りながら、多彩な実演家・芸術家・専門家との協同作業を通したアーツ・マネジメント(芸術文化企画運営学)の実践を体験的に行う。必要に応じ各分野のゲスト講師を招聘、交流と共同作業を通し、美術館での企画展、舞台芸術創造、公民館活動、アートフェスティバル、公共施設の再生、まちづくり支援、子どもワークショップ、文化資源を活かしたイベント、などの現場を通した体験的演習を行う。

全体の教育目標

台頭する市民社会において私達はより多様で魅力的な芸術文化に浴したいと願っている。同時に芸術が新たな紐帯として人々の出会いとコミュニティの再生を促す。そこで芸術文化の創造と社会とを結びとめ橋渡しをしていくアートマネジメントが重要となってくる。本演習では、そのための哲学を理解し、アートマネジメントを実践的に体得しながら、社会へのかかわり体験を募らせていく。