研究室HP

研究内容について教えてください

コンテンツ環境デザインに関する研究をしています。具体的には、インターネット上の膨大なコンテンツから、一人一人に必要なコンテンツを見つけ出し、適切に利用できるようにするシステムを開発しています。つまり、コンテンツを実際に作るというよりも、既にあるコンテンツを活用して、みなさんが便利で楽しい生活を送れるようにするための研究です。

学生時代はどういうことをしていましたか?

父親が電子機器の工場に勤務していた関係で、電子部品には慣れ親しんでいました。小学生の頃に父親がパソコンを買ってくれて、中学生の時には父親の工場の電子部品を管理する簡単なシステムも作りました。そんなことから、大学は工学部の情報工学科を選び、エンジニアになるつもりでした。

大学教員になったきっかけを教えてください

大学4年生のとき、研究室の先生が大変丁寧に研究の指導をして下さったんです。先生に「将来どうするつもり?」と聞かれて、冗談半分で「ずっと研究を続けられたらいいな思ってます」と答えたんです。「君には難しいだろうね」と言われると思っていたんですが、意外にも「それもいいかもね」と仰ってくれて。それで、「やれるところまでやってみよう」と、研究者への道を志しました。

芸術情報設計学科の学生へのメッセージ

新しい技術を使って何か面白いことがしたい、わくわくしたい、と思っている人に来てもらいたいですね。大学に入った当初は最終的なゴールは漠然としているかもしれませんが、いろんな分野の先生やいろんなことに興味のある学生とふれあう中で、新しい可能性を見つけていくことが大切だと思います。ただ、漠然とした中で何かを模索し続けるためには、何か一つでも「自分はこれが好きだ!」という価値観を持つことが大事だと思っています。この学科のみなさんはそんな価値観を持っている人がたくさんいます。ですから私は芸術情報設計学科のみなさんと一緒に色々なことをすることがとても楽しいですし、それが大好きなんです。