中川万里奈

なぜ芸術情報設計学科に入ろうと思ったのか教えて下さい

昔からエンターテインメント、特にゲームやマンガに興味があり、そういったものの制作に関わりたいと思っていました。芸術情報設計学科では、プログラミングだけでなく、画像処理や3DCGといった幅広い分野を学べると聞いたので私の希望にぴったりでした。今では、希望の1つでもあった3DCGをANIMA productionというサークルで担当しています。今年の新入生歓迎会の映像では、ドラゴンのモデリングとアニメーションを担当しました。

好きな授業があれば教えて下さい

一年後期の基礎造形の授業が面白かったです。その授業では、作る対象をよく観察しながらデッサンし、それから形を作り始めるという順序で制作に取り組みました。あるとき先生がコンセプトの重要性を語りました。ただ作るのではなく、メッセージ性を持たせるべきだ、と仰っていました。私はドラゴンが好きだから、ドラゴンを作ろうと思っていました。しかし、それだけではメッセージ性はないことに気づきました。それと同時に、今までの私の映像作品にもメッセージ性はないことにも気づきました。その授業を受講して以来、自分の作品を通して何を伝えようとしているのか、ということを考えるようになり、コンセプトの大切さを知りました。コンセプトの違いが、アートとデザインを区別しているのではないかと今では感じています。
 そして、これまで様々な授業を受けてきて感じたことは、芸術情報設計学科の授業はきっかけを与えてくれるものであって、興味を持ったことは授業内だけでなく自ら進んでやっていく姿勢が大切だということです。

芸工祭(芸術工学部の学園祭)について教えて下さい

panfという、芸工祭の案内冊子を作るサークルに入っています。ここではIllustratorやPhotoshopといった、デザイナーには欠かせないソフトが扱えるようになる上に、紙面レイアウトの勉強もすることができます。雑誌の編集などに興味がある方には是非お勧めします。
また、2014年度から一年生の間は伊都キャンパスの授業のみになるので、芸術工学部がある大橋キャンパスに来にくくなることを心配しています。一年生の間に上級生と交流する機会が減り、よくわからないまま二年生になってしまうのは、個人のためにも芸工祭のためにも良いことではありません。一年生の方は、積極的に芸工祭に関わっている先輩と交流して、将来芸工祭を支えられる人材になってほしいです。