なぜ芸術情報設計学科に入学しようと思いましたか?

もともと父が工業設計学科出身でプロダクトデザインに興味がありました。芸工の存在は知っていましたが、高校生の頃はプログラミングでちょっとしたゲーム作っていたりして、大学は情報系がいいなと思っていました。その時に六本木キャンパスで開催された富松先生の加速度センサを使ったワークショップに参加して芸情にしようと決めました。

芸情のいいところを教えてください

芸情のいいところは先輩にとても恵まれているところだと思います。映像製作をしている人もいるし、プログラミングをしている人もいるんですよね。だから、映像で困ったことがあればあの先輩に聞けば良いとか、その方向の詳しい人から聞けばそれについての情報が得られるっていう環境にいるっていうのがすごく良いかなと思います。

今頑張っていることを教えてください

主にインタラクティブな作品を作っています。インタラクションとは人間とコンピュータが情報のやりとりのことで、例えばマウスだったら人がマウスを使ってパソコン上のマウスカーソルを動かすというような動きのことです。impression!という製作サークルに入って副部長をやっています。impression!は年に2回の製作発表会があり、その時に自分の作品を展示しています。これまでに展示した作品はunityを使った3Dゲームと、webカメラを使ったゲームです。その他に学祭でもインタラクティブな仕掛けを作ったり、プロジェクションマッピングを手伝ったりしました。学外で行われるワークショップなどにもよく参加しています。最近では芸情展のためにパプティクスデバイスを作っていています。パプティクスデバイスというのは携帯とかスマフォとかって手にもって使うデバイスではなく、身につけるデバイスのことです。

受験生へのメッセージをお願いします

色々な事に興味を持つといいと思います。芸情に入りたい人はゲームを作りたかったり映像を撮りたかったりと、やりたいことがある人が多いですが、その技術は大学に入ってから身につけていけばいいと思います。それよりも、大学生までは色んな事に興味を持って、その後その経験を作品に活かしていく事が大切です。また、入ってからは自分のやりたい事を進んでやる人達の方がやはりいい作品を作っています。受け身にならずに進んでやりたいことをやれる人が芸情には合っていると僕は思います。