研究内容について教えてください

専門は法学です。その中でも特に知的財産法という法律を専門に研究しています。知的財産法の中には、特許法、意匠法、著作権法など様々なものがありますが、博士論文で扱ったのは特許法の先使用権という制度についてです。ただ、他にも著作権法も研究していますし、広く知的財産法に関わることを研究しています。研究方法としては、比較法というパターンをとることが多く、特にフランスやドイツを比較の対象として研究を進めています。

なぜフランスとドイツなのですか

もともと日本の法律は明治時代に外国の法律を参考にして作られ、現在も様々な外国の法律を参考にしながら改正等が行われているのですけど、中でも私が研究している分野はドイツやフランスなどの影響が強いからですね。

大学教員になったきっかけを教えてください

研究職を選んだのは、単純に考えるのが好きで、学説や判決など「本当にそれでいいのか?」と常に疑問を持ちながら読んでいるうちに研究するのもいいかなと思い大学院に進み、研究職に就きました。

芸術情報設計学科で学ぶ人へのメッセージ

「私は大学時代にこれをやってきました!」と言えるように目的意識を持って勉強することが大切だと思います。目的意識を持っていれば、やりたい事や目標が途中で変わったとしても、自ずと道は開けてくるはずです。芸術情報設計学科を志望する人にも、芸術情報設計学科でこれがしたいという目的意識を持って入ってきて欲しいと思います。